オタクバーが終わる日 ~大阪・堺東にて、2023年8月~

オタクバー情報サイトおたくば!を運営していると、日々新しくオープンするオタクバーを知る機会があり、オタクバーの世界がますます広がっていく歓びを感じている。

一方で、惜しまれつつも閉店するオタクバーがあることも事実だ。

今回、大阪・堺東にあるアニソンカラオケバーが閉店するという報せを聞き、居ても立っても居られずに大阪・堺東まで行ってきた話をしよう。

大阪・堺東にアニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜という本当に素敵なオタクバーがあったことを記録するため、この記事を残す。

参考:以前、堺東を訪れた記事

【堺東】愛、希望、勇気よ!アニソンバーに架ける橋

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜は、大阪・堺東のボカロ&アニソンバー。2023年8月閉店。

台風がやってきた

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜が2023年8月15日に最終営業日を迎えるとのことで、最終営業日の8月15日に訪問する予定を立てた。しかし、大型の台風7号が8月15日に関西地方に最接近する予報が出ていたことにより、8月15日に新幹線などの交通網がストップするというニュースが流れた。

マズイ。このままでは最終営業日に行けない。

新幹線が止まってはどうにもならない。関西地方直撃であるので、迂回するルートも無理そう。そこで、おたくば!調査員は予定を14日に前倒しすることにした。前日に関西に行ってしまえば新幹線がストップする影響を受けない!と考えたからだ。アホである。

オタクバーが終わる日 ~大阪・堺東にて、2023年8月~

というわけで無事に8月14日に新幹線に乗った調査員。堺東には南海電車で行くことになるが、南海電車も運転休止するリスクが考えられるため、堺東に2連泊だ。リスク回避は重要である。そんなわけで、台風が直撃する前に堺東に降り立つことができた。

ボカロ全推しのアニソンバー

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜の外観。ボーカロイド楽曲好きであることが伝わってくる店構え。

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

好きが詰まっているオタクバーの、お手本のようなお店だったと思う。

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

店内は初音ミクでいっぱい。大好きが伝わるのは、こういうことなんだよね。

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

店内はそれほど広くないが、大型モニターにより快適なカラオケ空間となっていた。

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

本当に、本当に素敵なお店でした。

アニソンバーの終わる日

8月14日、午後21時。台風接近に伴い曇り時々豪雨の空模様。最終営業日前日、おたくば!調査員はアニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜にやってきた。

どういうわけか調査員が14日にやってきていることを察知していたTwinkle⭐︎STARのマスターには、特に驚くこともなくナチュラルに接していただいた。くっ、サプライズの要素も含めて前日入りしたというのに……!

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

この日はカウンターが殆ど埋まるほど来店があり、ボカロを中心に多くのアニソンが歌われ、愛された店であったことが改めて伝わってくる。なくなってしまうのが非常に残念

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

翌日8月15日、最終営業日当日。折からの台風は昼過ぎに走り去り、運転を休止していた南海電車も動き始めた19:00、オープンと同時に入店

アニソンバー Twinkle⭐︎STAR 〜ティンクルスター〜

台風による交通の乱れがありつつも、入れ替わりたくさんのお客さんが訪れていた。愛されつつもなくなってしまうのが大変惜しい。そう感じながら、オタクバーの終わる日を見届けるおたくば!調査員であった。

 

2023年6月、おたくば!もオタクバーの経営を始めた。

【東京】茗荷谷にオタクバー爆誕!アニソンバー好き・アニメバー好きが集まるカルチャーバーイキドマリを徹底紹介

Twinkle⭐︎STARのマスターとは、同じオタクバーオーナーとしての立場でも語り合い、難しい状況であった同店の話を伺うことができた。

オタクバーの経営は簡単ではないと思っていたが、やってみると想定以上に困難が多い。もちろんうまくいくケースもあるが、うまくいかないケースがあることもまた事実。オタクバー情報サイトおたくば!は、オタクバー全体の発展を願う意味で運営している。これからもその志を忘れることなく、少しでも全国のオタクバーの一助となるよう運営していきたいと誓う調査員であった。