池袋西口「きじとら」にアニソンカラオケバーの地平線を見た

東京池袋には2018年2月現在でアニソンバーが8店舗ある。全国でも有数の店舗数を誇る地域である池袋は、もはやアニソンバーの聖地と言っても過言ではない。数多くのアニソンバーから、今日はアニソンカラオケバー「きじとら」に行ってみようと思う。

アニソンカラオケバー「きじとら」への行き方

きじとらへの行き方を簡単に説明する。

池袋駅から歩いて2分のアニソンバー

地図を見ると池袋駅のすぐそばにあるように思う。池袋駅地下のC6出口から出ると近い。C6出口のエスカレーターを上がり、左手側の道をマルイと反対側に進み、一つ目のコンビニ(セブンイレブン)の角を左に曲がって焼肉屋のあるビルを右に曲がった先にある。

変なピエロの像が目印

アニソンカラオケバーきじとらのあるビルビルの入り口には変なピエロの像がある。これはポケストップにも登録されているので、ポケモンGOをプレイされている方はチェックした方がいいかもしれない。エレベーターまたは階段で2階に上がり、奥のお店がきじとらである。

かわいい猫が迎えてくれる

アニソンカラオケバーきじとらの入口

きじとらは店のテーマが猫であるらしく、看板にもかわいらしい猫のイラストが載っている。勝手な印象ではあるが、女性的で柔らかなイメージだ。少しスナックのような雰囲気もある。さてアニソンバーの扉を開けよう。今日はどのような出会いがあるのか。

 アニソンカラオケバー「きじとら」の雰囲気

実際に行ってきた雰囲気をお伝えしたい。

本格的な?アニソンカラオケバー

お店に入り、席に案内される。きじとらは女の子がコスプレをして盛り上げてくれるアニソンバーとは異なる。店員は女性だが、全員バーテンダースタイル。コスプレはイベントの日以外しないらしい。

飲み物がおいしいぞ!

シャーリーテンプルを頼むきじとらをおすすめするポイントは、何といっても飲み物のクオリティだろう。実はお酒が飲めないので、ジンジャーエールまたはシャーリーテンプルを注文する。ソフトドリンクであっても手を抜いていない感じは分かる。きっとお酒もおいしいのだろう。お酒とカラオケを楽しむ空間づくり。どちらも揃ってアニソンバーなのだということを改めて思った。

カラオケを歌って楽しもう

カラオケの機種はジョイサウンド。他のお客さんが歌っているところをみると、曲に合わせて映像を出してくれるようだ。流れる曲と映像を見ながら懐かしさを覚えてしまう。お客さんもノリノリである。実に楽しそうなので、筆者もカラオケを歌うことにする。さて、何を歌おうか。

今日のポイントリクエスト

日替わりでポイントリクエストというのがある。今日のポイントリクエストは、スーパー戦隊のOP&ED曲、水が入る曲、てっぽうを使うキャラがいるアニメの曲、ということだそう。リクエスト曲を歌うと、ポイントカードのポイントが多くもらえるらしい。何もない状態で曲を選ぶことはしんどいので、リクエスト曲によってある程度方向性が与えられていることは、歌う側にとって素直に嬉しい。

合いの手が完璧

ポイントリクエストを参考に、スーパー戦隊のOP曲を選ぶ。筆者はあまり高音域で歌うことができないので、昔の特撮の歌が大好きだ。スーパー戦隊シリーズ第6作目、大戦隊ゴーグルファイブのOP曲を歌うことにした。

カラオケで大戦隊ゴーグルファイブ

この曲は途中に「ゴーグルゴー!」などの合いの手が入る部分がある。アニソンのカラオケオフ会などでうっかり大戦隊ゴーグルファイブの歌を歌ったときに、状況によっては全く合いの手が入らず寂しい思いをすることもあるが、きじとらでは女性店員が全員「ゴーグルゴー!」と合いの手を入れてくれる。さらにそれ以外の合いの手も完璧に入れてくれる。カラオケの履歴は、古いものから新しいものまで、バランスよく入っているようだ。しかし、よく知っているね君たち……。

アニソンカラオケバーきじとらのカラオケ履歴 宇宙空母ブルーノアなど

歌った後は楽しいトークを

席には店員さんが付いてくれるので、お話をしてみた。ゴーグルファイブの掛け声をよく知っているね、と話しかけると「そうなんですよー、昔のアニソンや特ソン好きなんですよー」とのこと。話をしていると、やたらと昔のロボットアニメに詳しい。いや、詳しすぎる。筆者はそれほど詳しくはないのだが、ふと昔見たアニメの話からロボットアニメの話になった途端にぐいぐいと入ってくる。一番はゴーショーグンが好きだという。渋い、渋いぞ。スマートフォンのカバーも特製のゴーショーグンカバーだという。とても面白かったので女の子にドリンクを一杯入れた。こういう部分もアニソンバーを楽しむ要素であり、紳士の振舞だと筆者は考える。それほど混んでいなかったので、1時間で3曲歌うことができた。

料金体系と上手な遊び方

アニソンカラオケバーきじとらの料金体系と、効率的な遊び方を考察する。

料金体系

メニュー表きじとらの料金体系は男性一時間2,200円、女性一時間1,500円で飲み放題歌い放題。別料金のメニューにスタッフドリンクやチェキがある。

本日のお支払いとポイントカード

1時間楽しく過ごすことができたお会計は、スタッフドリンク込で3,200円。池袋の近辺にあるガールズバーで遊ぶことと比較するととてもリーズナブルだ。店専用のポイントカードがあり、40ポイント貯めると500円分のサービス券として使えるとのこと。

きじとらの上手な遊び方を考える

きじとらでより上手にリーズナブルに遊ぶためにはどのようにすればよいか。きじとらではポイントカードが一つのキーとなるので、これを効率よく貯める方法を考えてみた。

お会計でポイントゲット

きじとらのポイントは会計1,000円につき1ポイントもらえる。1時間2,200円の会計のみであれば、2ポイントもらえることになる。

Twitterでポイントゲット

Twitterできじとらに来たことをつぶやくと、それだけで5ポイントもらえる。料金表にルールの説明が書いてあるので、参考にされたい。他にも、店員へのカラオケリクエストで1ポイント、本日のポイント曲で1ポイント追加となる。Twitterポイントの説明

カラオケでポイントゲット

先にも述べた通り、今日のポイントリクエストの条件に当てはまる曲を歌うと、一曲当たり2ポイントもらえる。アニソンや特ソンはだいたい一曲4~5分なので、1時間に12曲程度カラオケでは歌える計算になる。混み具合にもよるが、お客さんが4人程度であれば1時間に3曲は歌うことができるだろう。そうすると1時間で6ポイント稼ぐことができる。早い時間は空いていることが多いそうなので、18時のオープンと同時に入店してポイントの対象となる曲をガンガン入れてしまえば一時間で20ポイントを稼ぐことも可能だろう。

最大効率でポイントをゲットすると……

1時間で得られる最大ポイント効率で考えると、お会計ポイント+Twitterポイント+カラオケポイント=27ポイント。40ポイントで500円引きとなるため、2回の来店でポイントカードを満タンにすることができる。つまり2回来店の4,400円で500円分の割引を得ることができるということ。実質2時間で3,900円となると、これはもう池袋のガールズバー相場の半額程度だ。

2回目割引なども有り

初めての方には2回目割引というのがある。また、不定期であるがイベントの日などはさらにポイントが得られることもあるそうなので、別の日に訪れてみても面白そうだ。

筆者はアニソンバーにどっぷりとハマってしまった。しかしアニソンバーというのはどっぷりハマってからがまた楽しくなるから仕方のないことだ。明日のことは明日考える気持ちで生きていたい。

なお、きじとらを出ると隣の駐車場で猫が二匹、尻を合わせていた。かわいい。猫でも他者の尻は暖かいだろうのか。筆者も誰かと尻を合わせたい。そんなことを考えながら、きじとらを後にした。