【青森・大湊】本州最北端のオタクバーGuild+に行ってきました!

そこにオタクバーがある限り、訪れたくなってしまうものだ」───おたくば!

今回のオタクバー探訪記は本州最北端のオタクバー、青森県むつ市のGuild+に行ってきた話をしよう。Guild+がどこにあるかというと、だいたいこの辺

もうちょっと拡大してみよう。下北半島のこの辺にある。

調査員2号に「大湊のオタクバーGuild+に行きたい!」と表明したところ、こいつ、正気か?といわんばかりに怪訝な顔をされた。とんでもない。正気も正気、調査員1号は酒が飲めないので常にシラフ。正気であるが故に狂気かもしれないが。

ちなみにおたくば!調査員は基本的に公共交通機関で移動するため移動ルートはこちら。 青い森鉄道で野辺地まで行き、JR大湊線に乗り換えて終点大湊へ。

青森駅スタートの理由はひみつ基地で遊んだ翌日だから。 電車で2時間ちょっとで行けると考えれば容易いものだ。大湊線は1時間に1本走っているし、楽勝である

大湊線の車窓から望む陸奥湾。ううむ、実にのどかである。(※調査員はオタクバーに行こうとしています。)

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そして到着した下北駅

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最寄りの大湊駅でない理由は、宿泊場所を確保できなかったからと、緯度の関係で下北駅が本州最北の駅になるから。ほら、せっかくだからってあるじゃない?

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下北の居酒屋で大間のマグロを味わう。ううむ、美味い。

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居酒屋の店員に「下北なんて何もないのに、何しにここに来なすったんですか」と聞かれたことは印象的。恐山とか、寒立馬とか、いろいろあるじゃないか。そう答えたところ店員の反応が「あー、恐山ね……」だったことは少し不安になる。明日恐山に行こうと思っているのに

本州最北端のオタクバー、Guild+

青森県むつ市大湊、本州最北端のオタクバーGuild+を紹介する。

最寄りは大湊駅

さて宿泊先からタクシーで大湊駅まで移動。だいたい2000円くらい?PaypayやSuica決済に対応していて助かった。なお大湊線は電子マネー対応していない。(2022年5月時点)

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タクシーの運転手にも「下北なんて何もないのに、何しにここに来なすったんですか」と聞かれる。とてもじゃないがオタクバーに遊びに来ましたとは言えない。

と、ともあれ大湊駅から徒歩5分もかからないあたりに飲み屋街がある。

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この街にGuild+があるのだと思うと足取りは軽く、スキップしながら店に向かう。

最北端のオタクバー

店の入り口。イメージカラーは黄色である。非常に目立つ看板だ。

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店の前で二礼二拍手一礼。あってくれてありがとう、営業していてありがとう、の精神である。入店して入り口近くのカウンターに座る。

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カウンターとボックス席があり、店内はそこそこ広い。アニメのフィギュアやポスター、タペストリーなどが店内に並ぶ。

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訪れた時は地元のお客さんが2人カウンターで過ごしていた。店主とは顔なじみな感じで、おつまみを食べながらアニメとかゲームの話をされていた。

カラオケはなく、チャージ+キャッシュオンの料金体系。

シモキタクリエイト

シモキタクリエイトとは下北半島をアニメ文化などで盛り上げていこうという取り組み。Guild+も参加しており、訪れた時期は下北半島をサイクリングで回るイベントと、ゲーム「CLANNAD」のコラボイベントが開催されていた。

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なんでも近くにある菜の花畑がCLANNADの聖地にあたるということからご当地イベントとして、菜の花が見ごろを迎えるゴールデンウィークの時期に開催されているという。限定グッズの販売や、限定ポストカードがもらえるイベント。

東京からお客さんが!

そんなシモキタクリエイトの話を聞いていたところ、若い男性のお客さんが3人来店。聞けば東京から来たという。菜の花畑も既に訪れており、聖地巡礼コンプリートを目指しGuild+で酒を飲みにやってきたのだとか。ものすごくホクホクした顔で楽しそうに過ごしていたのがとても印象的。

店主に聞けば前日には東京からスーパーカブでやってきた猛者が来店していたとか。CLANNADという作品の愛され具合もすごいが、何よりオタクの行動力ってすごい。本州最北端だろうとものともしない。きっかけは様々だが、現地に足を運びその土地の文化を知り飯を食い酒を飲む。最高じゃないか?

Guild+は下北地方で地域密着型の素敵なオタクバーです!という紹介をしたのだが、この日は店内の6割が東京からのお客さん

地方のオタクバーの皆さーん!特に地方自治体の観光課の皆さーん!こういう事例があるので、予算の使いどころですよ!(ゲス顔+宣伝)

 

翌日はアニメや漫画でもよく登場する霊場・恐山を観光。秘境のイメージが強い恐山だが、下北駅からバス一本で行ける

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バスの中では恐山にまつわる由来や地元の話を聞くことができる。

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居酒屋の店員さんが仄めかしていたように1時間ちょっとで回れる観光地。硫黄のにおいがそこかしこから漂い、しかも風が強い

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地獄をモチーフにしたテーマパークと考えるとしっくりくる観光地。パワースポットでもあるためか、若い世代の観光客も多数訪れていた。

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秘湯「恐山温泉」にも入浴。

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温泉から出た後は身体から硫黄の香りが漂う程度のえげつない硫黄泉イタコの口寄せを見ることもできて、観光を満喫するおたくば!一行であった。