【福岡・大牟田】魅力的なオタクバーを訪ねて、アニソンバーと特撮バーをはしご調査!
福岡県大牟田市。福岡県の南端にあり熊本県と接する町で、古くから飲み屋街が栄えてきた場所。ここに新しくアニソンバーがオープンしたという話を聞き、九州旅行中のおたくば!調査員は、滞在先の熊本から大牟田市に電車で向かうのであった。
向かう途中、電車がイノシシと接触事故を起こしてしまい、到着が遅れるハプニングがあったことはご愛敬。さすが熊本の山の中を走るJR鹿児島線。
熊本から電車で約1時間、イノシシを轢いてしまったためおよそ20分遅れて大牟田駅に到着。JRと西日本鉄道の駅が合体している大牟田駅。JR線とは反対側の、西鉄側となる西口を出て徒歩で15分ほど移動した先に、飲み屋街が連なっている。
訪れた日は金曜日で、車通りも多く街が活気づいていた。
目次
アニメソングカラオケバーC100
まずは大牟田市のアニソンバー、アニメソングカラオケバーC100を紹介しよう。
大牟田市初のアニソンバー
大牟田駅西口から歩いて15分程度、飲み屋街の端っこにあるアニソンバーが、アニメソングカラオケバーC100である。さりげなくあったので一度うっかり通り過ぎてしまった。写真中央やや下の方に、看板が見える。
入口が、ほんの少し奥まっていたので気が付かなかっただけである。調査員ほどのプロともなるとオタクバーに関する嗅覚は人一倍優れて……いや、何でもないです。本当にすみませんでした。
店の名前はスーパーカブ(C100型)に由来するとのこと。以前は店内にバイクが置いてあったとのことだが、訪れたときには撤去されてしまっていた。
アニソンカラオケバー!
アニメソングカラオケバーC100はアニソンカラオケバーに分類できる。酒を飲みながらアニソンを思いっきり歌える場所だ。
店内は広く、数々のフィギュアやポスターに囲まれたオタク空間である。みんなでアニメ映像や歌詞を見ながら盛り上がれる大型のモニターも設置されている。
アニソンDJバー!
アニメソングカラオケバーC100にはDJ設備もあり、アニクライベントを開催することも可能。つまりアニソンDJバーとしての側面も持っている。(写真の左端にギリギリ写ってます)
大牟田市のオタク文化の発信基地となりたい、というオーナーの思いから2020年にオープンしたアニメソングカラオケバーC100。できたばかりのアニソンバーであり、まだ手探りといった印象はあるものの、これから大牟田市ならではの独自の色が付いていくことがとても楽しみである。
アニメ特撮キャラクターBar
大牟田市には特撮バーがある!と熊本のアニメ特撮バーGで紹介いただいたので、アニメ特撮キャラクターBarに向かう。
アニメソングカラオケバーC100からさらに歩いて10分ほど。スナック街の一角に、キャラクターBARはあった。
来てはみたものの……
店の前に到着。大変雰囲気のある扉であるが閉まっている。よく見ると「向かいの店にいます」と書置きがあるではないか。
これはと思い向かいの店「Bar 絆」へ入るも、そこでも不在。一応、電話で本日訪問する旨をお伝えしていたが、キャラクターBARのマスターは付き合いで近所に飲みに出歩いてしまっていた。ははっ、自由人だなぁ!
しょうがないのでしばらく向かいの店で飲みながら待機。30分くらい経って店主が帰ってきた。このようなスッタモンダがありつつも、無事キャラクターBARを訪れることができたのだった。
ねんがんの特撮バーにやってきたぞ!
さて改めて、キャラクターBARの扉が開く。
店に入りまず目に入ってくるのが大量のサイン。特撮関係に出演された俳優のものが中心で、これだけの数が揃っている光景はなかなかお目にかかれまい。サインの実物は是非、現地に足を運んで見ていただきたい。
広い店内には無数の特撮グッズ、フィギュアやサインの数々。
まさに圧巻の一言である。来ることができてよかった。そして入店できてよかった!
サイクロン、やり過ぎでは?
大牟田市の特撮バーに興奮する調査員を横目にマスターはゴキゲンだ。店内のグッズやサインを次々と紹介してくれる。このようなお宝もあったりする。
あまりにも普通に飾られているので、調査員はいちいち驚いてばかりいた。
「じゃあ、これも見ていってよ」
こここここれはサイクロンじゃありませんか!!店内に普通に置いてあって気づかなかった!店主、やり過ぎですよこれは……!
「良かったら乗っていく?」というマスターの誘惑に調査員が勝てるわけもなく記念に一枚パシャリ。写真にはちらほらと写っているが、スーツのレプリカもいくつかあるそうで、普段はマネキンに着せてあるのだが、この日はイベント後ということでその辺に脱ぎ散らかっていた。
特撮愛が深い
仮面ライダー、ウルトラマンを中心に多数のグッズやサインが溢れた場所、キャラクターBAR。
マスターの深い特撮愛が店内随所から伝わってきて、特撮ファンだけでなく特撮関係者にも愛される素敵な場所と感じた。
特撮バー、キャラクターBAR。ここはとても濃いオタクバーといえるのかもしれない。
調査員は大牟田から熊本まで終電で帰るため、店舗滞在時間わずか15分という速さで駆け抜けた。そして確信を得た。大牟田のオタクバーを堪能するなら大牟田に宿を取るべきである!
迫る終電を気にしながらせかせかとお会計を済ませていざ帰ろうという段になり、キャラクターBARのマスターは、オタクバーオタクを標榜する調査員1号の琴線をかき鳴らす一言を放つ。
「福岡に仮面ライダー好きが作った特撮スナックがあるんだけど、知らないよね?」
知らない店だ。行ってみなければならぬ。熊本→大牟田→福岡と、特撮好きのリレーがつながれてしまった瞬間である。行く先々での未知の店舗との出会いもオタクバー巡りの醍醐味といえよう。