【沖縄・上地】沖縄最古のアニソンバー!ヘルメス=トリスメギストスの知られざる姿
”オタクバーオタク”を自称する調査員にとっては、どこへ旅行するにしても行き先に「オタクバーはあるか?」という点が気になって気になって仕方ない。今回の沖縄旅行も、沖縄にあるオタクバーを行き尽くしてやる!というしょうもなさ極まった欲求を胸に臨んだ。
ちなみに今回の沖縄旅行では首里城を訪れた。こちらは2000円札でお馴染みの守礼門である。
おっと、オタクバーの話をしていたのであった。オタクバーは歓楽街にあることが多いので、必然的に那覇市内の飲み屋街に多く立地しているが、沖縄で最も古いオタクバーは那覇市内に無い。那覇市の北東20㎞ほどにある沖縄市に、沖縄最古のオタクバーは存在する。その名をヘルメス。ヘルメス=トリスメギストスという。
今回は沖縄最古のアニソンバー、ヘルメスを紹介しよう。
目次
ヘルメスへの道のり
これはヘルメスを訪れた調査員の貴重なレポートである。
那覇から遠いぞ!
那覇市内から沖縄市まで1時間ほどバスに揺られて沖縄市へ。国際通りにある「牧志」からバスに乗り「中の町」というバス停で降りよう。運賃は900円くらい。交通系ICカードも使えるよ!
バスを降りて裏道に入ったら周囲は真っ暗だった。20時開店と聞いていたので、21時過ぎに着くように調整した結果である。
お店の入り口
バス停から歩いてすぐ。1分もかからないところにヘルメスを見つけた。看板には「MUSIC & アニメ ヘルメス トリスメギストス」とあり、アニソン専門というわけではないようだ。
いざ、お店の入り口を開ける。調査員はワクワクが止まらない……!
知られざるヘルメスの姿
ヘルメスについて簡単に紹介しよう。
2000年オープン
ヘルメスは2000年に開店した。2020年現在で20周年となる、とんでもないお店である。飲食で20年とは本当に恐れ入りました。
料金は入店料
席について最初に料金についての説明を受ける。入店料3000円(男性)とのこと。どういうことかと問い直すと、つまるところ3000円で朝まで居られる。途中でお店の出入りも自由だという。ビールなどは別料金だそうだ。
セルフサービス
ヘルメスのもう一つの特徴。それはセルフサービスであること。アイスペールとグラスを渡され、あとは自由だ。お店に置いてあるお酒やソフトドリンクが飲み放題。氷も自由に取ってよい。このスタイルで20年とは何度も言いますが恐れ入りました!
食事のサービスもある
お任せでおつまみ的な食べ物をいただけた。枝豆や揚げ物などが中心だが、これがおいしいのだ。お店のシステム的に長時間居る形になるので、お腹が空いても安心である。
ヘルメスは楽しい
ヘルメスの楽しさについて報告しよう。
朝までやってる
20時オープンで朝までやっている。この「朝まで」というのが曲者だ。入店料3000円を払ってしまえばあとは自由なのだから、歌ってよし語ってよし飲んでよし。訪れた日は土曜日、10人ほどお客さんが居て皆飲んだりしゃべったり過ごしていた。お客さんは地元の人が殆どで、観光でここに来ようという頭のおかしな人は、そうそう居ないようだ。
飲んで騒いで歌って
カラオケは一人一曲ストックなどの基本的なマナーがよく守られており、安心して遊べるお店だ。この道20年は伊達じゃない。泡盛をグラスで何杯飲めるか競争が隣の席で繰り広げられていたような気がするが、見なかったことにしたので私は見ていない。
アニソンしか歌ってはいけないというルールはないものの、お店に来るお客さん層はオタクが多いので必然的にアニソンやボカロ、特撮の歌が中心となる。他にも近所の飲み屋のおっちゃんが昭和歌謡を歌ったり、他のおっちゃんと昭和のアニソンで大いに盛り上がっていたら、若い子グループがやってきてボカロ中心になったり、など。やべーぞ!楽しい!!気が付いたらどんどん時間は過ぎていきました。
帰りはタクシー
調査員は那覇市内にホテルを取っていたのでタクシーで帰る。タクシー代は5,000円程度。ヘルメスを訪れるなら、沖縄市内にホテルを取っておいた方が賢明だろう。もしくは朝まで粘ってバスで帰るか。お客さんの殆どは地元の人なので、帰り方を迷ったりすることはないので、旅行で訪れたりする奇特な人は何かしらの対策をしておかないと詰む場合があるので注意しよう。
調査員は4時間ほど滞在。入店直後から店主とは熱い握手を交わし、生きているうちお店が営業しているうちに訪れることができた感涙に調査員はむせび泣いた。次にまた訪れた際は、変わらず元気な姿を見せられるよう健やかに生きていきたいものである。
沖縄最古のアニソンバー、とても楽しい時間を過ごせました。