【三重・四日市】ガンダムバーとアニメバー(とジャンプバー)があるという、四日市地下帝国を追え!
おたくば!調査員の親の実家は愛知県の知多半島にある。祖父母宅を訪れた帰りの晩、知多半島の産業道路を伊勢湾沿いに走っていると、海の向こうに煌びやかな光が見えた。
「ご覧、あれが四日市の灯だよ」と教えられた海の向こうの街が三重県四日市市。コンビナート産業で栄えた工業都市である。
そんな幼少期のエピソードを思い出しつつ、四日市にやってきた。
近鉄(近畿日本鉄道)で名古屋から約30分。近鉄といえば、最近話題になった志摩スペイン村ことパルケエスパーニャがあるではないか。名古屋駅でVTuberの周央サンゴさんとのコラボCMを見たよ。
話題には積極的に擦り寄っていきたい。
さて、四日市にはガンダムバー、アニメバー、ジャンプバーがある。同じビルの地下にあり、経営母体も同じという事前情報。これはどういうことなのか、ウキウキと調査に出かけるのであった。
目次
四日市の駅前にて
四日市の駅前はイルミネーションに彩られていた。
マップアプリに従って店を目指す。駅前からほど近いところにあるはずだが……あそこかな?
ビル名も事前の情報どおりニューヨッカイチビル。どうやらここで間違いなさそうだが、いつものように店に入る前に看板の写真を撮ろう。
?!
看板……大きくない?しかもめっちゃ堂々と道の真ん中に置いてある。ここは駅前ですぞ????
バス停に人が並ぶと、ほらこのとおり。街の風景に溶け込んでますねえ。(錯乱)
そしてビルの入り口。ガンダムバー、アニメバー、ジャンプバーの看板が確認できる。ここが地下帝国への入り口のようだ。
もう既に面白い。ここまでやってくれるとは想像していなかった。見せてもらおうか、四日市の地下帝国の性能とやらを。手始めに、シャア専用ガンダムバーChar Aznableから。
シャア専用ガンダムバーChar Aznable
三重県四日市のガンダムバー。
四日市の赤いオタクバー
シャア専用ガンダムバーChar Aznableを一言で形容するなら赤いオタクバー。
そして規模がデカい。通常の3倍はあるんじゃないか?店頭に展示スペースを設けているオタクバーを、調査員は見たことがない。
ガンダムコレクションというよりはシャア・アズナブルコレクションがそこら中に並ぶ。
入り口は自動ドアだが……
店内ファーストビューはダイクン家之墓。
いきなり墓と遺影から始まるバーは振り切っている。間違いなくこの店は振り切っているぞ!!
店内も赤い
シャア専用ガンダムバーChar Aznableは、店内に入ると見事に赤い。
見回すとあちこちにフィギュアなどが飾られている。
見ているだけで楽しくなってくる。
しかし、やはり広いな。
料金体系など
シャア専用ガンダムバーChar Aznableは、チャージ料+ドリンク代の料金体系。メニューはもちろん、シャア専用。「坊やだからさ」のシーンで飲んでいた酒も常備されているので、いつでもシャア・アズナブルの気持ちになれる。1時間あたりの料金目安はだいたい2000円前後。系列店の料金体系はすべて同じである。
スタッフの方々もシャア・アズナブル(人物)に詳しく、ガンダム会話全般が弾む。シャア専用ガンダムバーで働くからには、シャアテストを受けるらしい。実によく訓練されている。
店の共用部まで
会計を済ませて店を出ると従業員用の勝手口が目に入った。
ええい、四日市のガンダムバーは化け物か!
こちらは百式トイレ。ビルの共用部まで侵食を強めているのが、四日市地下帝国たる所以なのだろう。
シャア専用ガンダムバーChar Aznable、マジンバーZ、ジャンプバーサウザンドサニーの3店舗が入る地下1階はすべて系列店。それゆえに、共用部の造作もやりたい放題だったのではないだろうか。
というわけで、続いてアニメバーのマジンバーZに向かう。
マジンバーZ
マジンバーZは、三重県四日市市のアニメバーでありアニソンバー。
アニメ全般を語るバー
Char Aznableがシャア専用ガンダムバーであったので、マジンバーZはアニメ全般を対象としたアニメバー。店内は昔のアニメのフィギュアが主に飾られているが、古いアニメから新しいアニメまで分け隔てなく対応している。
アニソンを歌うバー
マジンバーZにはカラオケが設置してあり、アニソンを歌うこと推奨のアニソンバーの側面もある。カラオケは歌い放題。
新旧のアニソンが歌われるアニソンバーであるが、どちらかというと懐かしのアニソンの方が勢力が強いように感じた。
スタッフの実力が高い
シャア専用ガンダムバーChar Aznableでも感じたことだが、マジンバーZでもスタッフのトーク力や接客レベルは非常に高い。
アニソンバーに遊びに行って「え~、私ぃ、アニメのこととかぁ、よくわからなくってぇ~」「ぶっちゃけ、アニソンとかサッパリ興味ないんスよね」などというキャストの対応でがっかりしてしまう話をときどき耳にするが、ここの系列店はよく訓練されており、そのような反応は一切返ってこない。むしろこちらがドン引きするほどの知識や感性を披露されることもあり、一般的なコンカフェとは異なるクオリティといえよう。
さすが四日市地下帝国、今回の訪問で非常に高いオタクレベルを感じた。まだまだ調査員も修業が不足している。もっとがんばらねば。
今回の訪問で紹介しきれなかったジャンプバーの入り口を掲載する。
残念ながら正義の門限が差し迫っていたため訪問は見送り。また四日市を訪れた際にはこちらにもお邪魔したい。