【筑豊】田川のアニソンバーチャンピオン!あまりにもインターネットに情報が無かったので実際に行くことにしました
※今回の記事は調査員が熱意を少々込め過ぎたため、ちょっと長くなりました。
筑豊地区とは、福岡県中央部の飯塚・田川・直方などの都市圏を含む地域。かつて筑豊炭田で栄えた炭鉱の町である。
その福岡県の筑豊地区にアニソンバーができた”らしい”。
おたくば!調査員がその情報をキャッチしたのは2020年の夏。すぐさまネットで調べたが、お店のHPやTwitterアカウントは無く、「筑豊にできたアニソンバーに遊びに行ってきた」というSNS上の一般の方のつぶやきの他にはインターネット上にほとんど情報がなかった。
散発的に確認できた情報を集約し、該当する地域のGoogleストリートビューなどを確認しながら、ようやく店があるエリアを特定できた。
それでも①店の詳細な住所、連絡先は?②今も店は営業しているか?③何時から開いている店か?④料金体系はどんな感じか?といった重要な情報は不明のまま。実際に行くには情報が不足していた。
そして転機が訪れた。同じ筑豊地区に新しくアニソンバーができるという情報がもたらされたのである。そして調査員がたまたま、福岡に行く予定がある。博多から少し足を延ばせば筑豊地域に行ける。さらに店の情報が更新され、今まで不明だった情報が明らかになった。
――これは行くしかない。
調査員は決意した。福岡県の筑豊初のアニソンバー、アニソンバーチャンピオン田川店に、行くしかないと決意したのだ。
目次
アニソンバーチャンピオン田川店
アニソンバーチャンピオン田川店は、福岡県田川市にある筑豊初のアニソンバー。
田川伊田のアニソンバー
情報を得た当初は、アニソンバーチャンピオンが田川市にあることを特定するのにも時間を要した。「伊田町のワイズビルで新規オープン!」としかSNSに書かれていなかったからである。伊田町ってどこやねん……から始まるアニソンバー探し。
その後、お店を訪れたであろう一般の方のつぶやきから福岡県田川市の田川伊田駅周辺にあることが分かり、地元の不動産情報とGoogleマップを照合してワイズビルの位置を特定することができ住所が判明する、という流れがあってようやくここまで来ました。駅が分かれば行くことができます。
※調査員の感性は常人と比較して幾分おかしい箇所があります。
夜になるとこんな感じ。ううむ、風情がある。
なお田川伊田駅にはICカードトラップがある。田川伊田駅のある区間(JR九州日田彦山線)はICカードが使えない路線。(2023年4月現在) うっかりICカード乗車券を使ってJRに乗ってやってきてしまった場合、田川伊田の駅で降りると改札の出場情報を書き込むことができず、そのままではICカード乗車券を使用できなくなる。田川伊田駅で改札証明書をもらい、他のJR駅で解除してもらって再び使えるようになる、というトラップ。
調査員はこのトラップにまんまと引っ掛かり、旅程の都合上、一週間経って東京に戻ってから再び使えるようになった。いやぁ、それまでの間は面倒でしたわ。西鉄バスなどは乗れるんだけど、鉄道がダメ。買い物はいける。
田川伊田駅からほど近いスナック街にアニソンバーチャンピオン田川店はあった。
この看板を見るために、ここまでやってきたのだ。調査員の心は踊る。
筑豊初のアニソンバー
アニソンバーチャンピオン田川店は筑豊初のアニソンバー。店内にはフィギュアやポスター、アニメ作品の台詞などが飾られている。
21時オープンと少々遅い開店時間。遠方からふらっと遊びに行くにはキツイ場所かもしれない。調査員は田川伊田に宿をとった。
コスプレ衣装があり、着ることも可能。なかなか厳しい映像が撮られることも。
飲み放題、歌い放題
料金体系は飲み放題、歌い放題。1時間3000円の料金となる。
酒を飲みつつ、店員さんとアニメの話をするなどして過ごす場所。訪れた日は他にお客さんは居らず、終始まったりしていた。
本当に、田川にアニソンバーがあった。情報を得てから3年越しに訪れることができて、調査員は大満足である。
筑豊観光
せっかくなので筑豊地区を観光してきた。
田川伊田駅舎ホテル
今回宿泊したのは、田川伊田駅直結の田川伊田駅舎ホテル。
レトロな駅舎にそのまま泊まれることが売りで、客室は寝台列車のようなレイアウト。
ベッドはキャビン仕様である。
客室のすぐ隣が線路で、鉄道ファンに人気のホテル。
炭坑節発祥の地
有名な炭坑節の発祥の地は、ここ田川であるという。
「あんまり煙突が高いので さぞやお月さん けむたかろ」と歌われる、町のシンボルの二本煙突。夜にはライトアップされている。
石炭記念公園まで行けば近くで拝むことができる。
いろいろ議論があったようだが、田川が炭坑節発祥の地と宣言された記念碑。
山賊鍋
田川の名物メニュー、山賊鍋。2~3人前とあるが、どうみても一家族が腹いっぱいになるボリューム。
味噌仕立てで大変おいしいのであるが、調査員2号と二人でやっつけるには少々重たい。
結果、腹パンパンにされてしまった。ごちそうさまでした。
おおとう桜街道
隣町の大任町にある道の駅。
ここの名物が一億円トイレ。
文字どおり1億円かけて整備されたトイレというクレイジーな名物。日本庭園と高そうなピアノ、調度品が並ぶトイレ前。
男性トイレでは放尿しながら日本庭園を眺望できるグレートな施設であった。
温泉も併設されており、一風呂浴びてリフレッシュ。田川伊田駅舎ホテルにはシャワーしかないのだ。
歴史ある町、炭鉱の町、そしてアニソンバー。調査員は田川の町をしっかりと記憶した。
最後に、石炭記念公園で見かけた木に登って降りられなくなった三角コーン。
何をどうしてこうなったのか、詳細は不明である。